人の不幸を笑うな
バイトは大変 お金を稼ぐことは本当に大変、バイトで過ごす1時間というのは約1000円もの価値があることで、約1000円のために他の趣味に使えるであろう1時間をバイトに捧げている。
今日は優しいおば様とシフトに入って 比較的暇な日だったのでずっと世間話をしてた 彼女は星の見える山の上に住んでるらしい 星を見上げてあれは○○座、あれは○○座、あの星が一番光ってるねとか娘と話し合うらしい 私の爺ちゃんの家は田舎で本当に星が綺麗に見えて、こんなところに住めたら良いなあと思ってたから羨ましいと思ったが、近所のコンビニまで車で行かないといけないほど距離があるらしい。高いビルが立ち並ぶ人まみれの都会が好きな自分には向いてないと思った。
今日のシフトは朝の9時から夕方の17時までだった、まだバイトを初めて間もないがコンビニ経験者という理由でワンオペ(1人で店を回す)を任された。16〜17時の1時間だけだったしやる事も少なかったから行けると思ったのにワンオペになった瞬間お客さんが死ぬほど来て、しかも全員ファミチキを頼む。なんとか客を捌いてやるべき事も終わらせて夕勤の人と交代した、夕勤の子は私と同じく最近入った子で、初めて会った日挨拶したら無視されて大ファック(大きなファック)が出てしまったが、今日は向こうから「傘を差しながら自転車に乗ったら太ももビチャビチャになりません?」と話しかけてきてくれて嬉しかった。
これから高校生活最後のテストがあるのでモンエナを4本買った、しかもdポイントとQUOカードで支払ったので実質タダという天才的な買い物だった。
今日は雨が降っていた、自転車のカゴに袋に入れたモンエナを乗せて、片手に傘を持って帰った。バイトからの帰り道は坂は少ないが道の整理があまりされておらず、道がかなりガタガタしている。もう分かりますか?思い出すだけで涙が出るほど憎い
自転車がガタガタの道を走り、モンエナが宙を舞いました。「あ〜これは開けた時炭酸吹き出るな…」とか呑気に考えていたら、
モンエナが4本とも袋から飛び出して地面に叩きつけられました。は?
は?まずムカつく点を挙げても良いですか?
①私は袋に入れていた
袋にモンエナを入れていたのに袋の中から飛び出したということは、モンエナ自体に自我があるということです。自我がある生き物は本当に愚か
②雨が降っていた
もしも雨が降っていなければ片手に袋を持って帰ったのに、傘を持っていたので片手が空いていませんでしたので、文句ありますか?
③道が汚い
道というのは人が歩く、または乗り物を走らせたりなどするためのものなのに、どうしてジェッドコースターのような道を通って帰宅しなければならないのですか?優しさを持ちなさい
④あいみょんが流れていた
その時音楽を聴いていたのですが、Jポップの音楽をランダムで流していたら、あいみょんのマリーゴールドが流れてきました。飛び散るモンエナを見ながら「麦わらの〜🎶」を聞くってこんなシチュエーション世界で私しか体験していませんよね ムカつきました
しかもモンエナの着地点は道端の泥、もう私に死ねと言っていると思いました(貴方解剖純恋歌〜死ね〜) それを拾い上げてると、モンエナの匂いがしてきました。分かりますか?穴が空いていました 穴が空いたらどうなりますか?中身が無くなります こういう時人間ってどうなると思いますか?普通に大声で叫びました 「うわ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」という私の声は行き交う車の音でかき消されました 私の賢い買い物も意味をなさなくなりました
もう今は全てがどうでも良くなって、パンツ一丁で大の字になりながらこの日記を書いています。手についたモンエナの匂いが香るたびに奥歯を噛み締めて、赤子のように手足をバタつかせることでしかこの気持ちを抑えることができません。人の不幸を笑うな。
金
人一倍お金が好き お金があれば何でもできる 逆に言えばお金がなければ何もできないしお金がないなら死んだ方がいいと思う お金を使わずに行う娯楽を知らんわけではない でも何をするにもやっぱりお金はいる まだ齢18で知らないことの方が多いが知らないことを知るためにはお金がいる 知識にはお金がいるものだとつくづく思うしお金を払わないで得る知識は薄っぺらい でもその薄い知識を積み重ねて自分の元来の才能を努力によって磨く人間もいる 人間は何故神に縋るのかに対してなんとなく 強い存在を信仰することで安心できるんかなて思ってる 自分一人じゃ不安だけど神様に自分を見ていてもらうことで行動に自信が持てるんかなてまあ今考えたんやけど 私は縋るものがお金だった お金があると安心する 私は努力がすごく苦手 義務的なものに対しての努力が進んで出来ない 秀でた才能もなければ苦手なものに対して努力をするという向上心もないので中身がないしそんな自分に対する危機感もない 自分がお金を愛しているというだけで十分満足しているからなんかもしれん 文字に起こすと本当に最悪でウケるな 私が必死に行動するときはお金が伴っているときが殆どでお金の伴わないことに対して全力を出せん お金が全てだと思っているせいでこんなことになってもた 交際費をケチろうとする自分にすごく腹が立つ だから才能を磨くことで自分を作り上げていく人のことを本当に尊敬する 嘘やろ 命より金のことが好きなくせに 裏を返せばお金への執着心しかないねんお前みたいなもんは 金に生きて金に死ぬ頭部にだけ毛が生えそろったキメエ猿がよ
金魚
もし来世があるなら金魚にはなりたくないなあと思う デメリットが多すぎる 数年間狭い水槽の中で代わり映えのない景色を永遠に見続けて死ぬ時が来るのを待つしかないのはキツすぎる そう考えたらこの世の中で一番残酷な一生を送ってるのは金魚なんかもしれん 金魚は言葉を話せんし表情がない 金魚に犬猫のような愛らしい手足はない リスやハムスターのような毛も生えていない コミュニケーションが取れないものは何でも怖い 赤ちゃんも怖い 金魚も同じで何を考えているか分からない
しかしうちでは金魚を飼っている 赤色の金魚と黒色の出目金 昔行った祭りの金魚すくいで獲ってきた 金魚は本当に綺麗で、体が大きくなったせいで体の模様や色味こそ薄くなってしまってるけど、ひらひら動く尾びれとかあの大きくて黒い目玉に見られたら目が離せんくなる 金魚と名付けた人の気持ちがわかる気がする 人は弱いものを愛らしく思う 赤ちゃんもダンゴムシもマリモも弱い すぐ死ぬ すぐ死ぬもののことを愛しいと思ってしまう気がする 弱いから愛らしいから守ってあげたくなる でも多分金魚はそんなことを求めていない 生きようと思えば川でも生きられるのかもしれん でもそばに置いておくのは人間のエゴから始まったものなんかなと思う 自分がそうでなくても昔の人は多分そうだったのかもしれないし金魚を飼うという行為はそこから始まったのかもしれん 守ってあげなきゃいけないっていう過保護な心が金魚にとっては迷惑だったのかもしれん もっと大きな川で一生を終えたのかもしれん その川で自分より大きな魚に食べられたかもしれん それでも水槽の中での生活よりは幾分かマシなんかなあ うちの金魚たちは私たち人間のことを憎んでいるかもしれんし愛してるかもしれん 何も分からん 気持ちがわからん コミュニケーションが取れないのは怖い 今日2匹の金魚のために大きな水槽を買った 金魚たちには表情がない 喜んでるのかも分からない