深夜病棟徘徊記

この病院での入院は3人部屋が基本だ 薄いピンクのカーテンのみで仕切られた簡易個室で過ごすうちは1人になれる時間はない 私は集団で過ごす時間が苦手で、修学旅行や林間学校がある度いつもストレスで熱を出していた しかし入院なのでそんなことを言っている場合ではない 自分が完全なる閉鎖空間で誰にも会うことなく過ごすことを想像しているといつの間にか夢の中にいる 1人でいたいと思っているくせに入院中に見た夢はどれも沢山の人と楽しく過ごすものばかりだった 今日の夢は持っていたカブトムシの剥製が突然動き出して怖かったという夢だった 例外だ

 

眠いのに寝れなくて辛かった 水筒のお茶が無くなっていたことを思い出した途端急に喉が渇き始めた 病棟にはお茶や水を汲める無料のドリンクバー的なのがある 私は入院費用の元を取るためにドリンクバーをよく活用していた 眠れないし暇なので、とりあえずお茶を汲みに行くことにした

 

病棟の廊下は猫10匹分ぐらいある 実際は7匹分ぐらいかもしれないが廊下を歩く入院患者たちは皆んな縮こまり、地面を見つめてトボトボと歩くので錯覚的に廊下が広く見えるのかもしれない 私も負けず劣らずトボトボ薄暗い廊下を抜けてドリンクバーのある部屋にたどり着いた

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一脚だけ引いてある椅子に誰かいるような気がしてとりあえず会釈したら会釈し返してくれて嬉しかった

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私の持参した水筒はドリンクバーに入らず斜めにしてお茶を汲むことになるためバランス力・集中力が問われる 薄暗い部屋で換気扇の音を聞いていると背後が気になってくる 私は専らお化けや妖怪などを信じていないが病院・深夜・孤独の3拍子が揃った今薄気味悪さを感じていた 私は必死に現実的なことを考えた(※6つ前の日記を参照してください)あとは一番エロいおっぱいの大きさなどを考えていた 答えはZカップでした(大きければ大きいほどエッチパワーが強い)

 

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は?怖

ドリンクバーの注ぎ口の横についてるロゴ怖 カービィでこんな敵いたよな

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ありえないぐらい暗い自動販売機でドデカミンストロングを買った ドデカミンは美味しい まず名前が良い 専門家による完全なる栄養管理生活をドデカミンによってぶち壊してしまったが、ドデカミンは美味しいのでほぼ野菜ジュースであった

 

あとはトイレに行ってから部屋に戻った ドデカミンは炭酸飲料なので開けるときにプシュと大きな音が鳴るので開けることができないまま放置している もう書くことがないので終わる